こんにちは! イチヒラ(@ichihira_tw)です!
みなさんは何か「こんなアイディアを実現化したい!」というものがあったりしませんか?
あったとしても「お金がない」とあきらめたりしていませんか?
もしお金がハードルになって、アイディアを実現できないならクラウドファンディングを利用してみてはどうでしょうか!
今回は「クラウドファンディングって聞いたことあるけど、どんなもの?」という方向けに、クラウドファンディングについてざっくり説明していきます!
もくじ
クラウドファンディングとは
やりたいことを実現するために、支援者にお金を出してもらい資金を調達する方法
「こんなサービスを作りたい」
「こんな製品を作ったので、量産化をしたい」
このようにやりたいこと実現したいことがあり、それがどれだけ世の中の役に立つモノであっても、お金がないと実現は難しいです。
人件費や設備代などいろいろなお金がかかってしまいます。
そのために資金調達をする必要があります。
従来の資金調達方法は、銀行などに融資をお願いするというのが主流でした。

それなりの企業ならば資金の調達も比較的容易ですが、個人や小規模な会社だと資金調達も難しくなります。
クラウドファンディングは、やりたいことを実現するために、インターネットを通じて支援者にお金を出してもらい資金を調達することができます。

クラウドファンディングサイトで「こんなことをやりたい!」と発案し、「じゃあ○○円支援します」とお金を払ってもらうのです。
設定次第ですが、1,000円程度の小額から支援してもらうことが可能なので、支援のハードルが非常に低くお金が集まりやすい傾向があります。
クラウドファンディング実例
最近話題になったものだと、志村どうぶつ園で話題になった日本一お客の来ない動物園「東筑波ユートピア」があります。
イノシシ牧場を作るにあたって3500万円以上の費用が掛かることがわかり、クラウドファンディングを利用して資金を調達することにしました。
その結果、2018年08月07日時点で当初の目標金額を上回る5500万円以上の支援金が集まりました。
クラウドファンディングのながれ
クラウドファンディングに登録してプロジェクトページを作る
クラウドファンディングサイトに登録して、プロジェクトページを作り自分のやりたいことをPRします。
国内だと「Makuake」や「CAMPFIRE」が大手のクラウドファンディングサイトになります。
プロジェクトページでは、プロジェクトのPRや目標金額、支援金コース、プロジェクトの実施期間などを設定することになります。
PRはなるべく具体的に書き、「これが実現したらこうなって、利用者にこれだけメリットがありますよ」ということを伝えるのがポイントです。
支援金のコースを設定する
続いて、支援金のコースを設定しなければいけません。
支援金のコースは、支援金の金額と”お返し”を設定することになります。
支援者は何の見返りもなくお金を払ってくれるわけではありません。
それなりのメリットが必要になります。
「これが実現したらこうなって、利用者にこれだけメリットがありますよ」というのは、支援者にとってのメリットではありません。
もっと直接的なメリットが必要になります。
例えば、商品を量産化するためのPRの場合は、
「10,000円支援してくれたら、本来12,000円の商品を差し上げます」
といった具合に、具体的なメリットを提示します。
そうすることで商品が実現したら買いたいと思っている支援者は「実質1万円で買えるんだな」と判断して、お金を払ってくれるというわけです。
お返しは別にモノでなくてもOKです。
先ほど紹介した東筑波ユートピアだと、10万円コースで「年間パスポート+おさるの赤ちゃん命名権」「年間パスポート+イノシシのエサやり体験」というお返しがあります。
そういった具体的なモノではなく、普通では手に入らないプレミアムな体験をお返しに設定するということもできるのです。
支援者は好きなコースを選んで、お金を入金する
PRを書いて支援金のコースを設定したら、後は支援者が集まってお金が入金されるのを待つだけです。
支援者はPRと支援金に対するお返しを見て、「これはいいな」と思ったらお金を入金してくれます。
クラウドファンディングの注意点
必ずしも目標金額が貯まるわけではない
当然のことですが目標金額が必ず貯まるわけではありません。
支援者たちにとってサービスが「あってもなくてもいいモノ」だったり、「お返しの魅力がない」と判断されればお金は貯まりません。
また、お金が貯まらなかった場合は注意が必要です。
クラウドファンディングサイトに掲載するとき、達成後支援型と即時支援型を選ぶことになります。
達成後支援型は、目標金額に達成したら提案した人にお金が支払われ、達成しなかったらお金は支援者に返金されます。
即時支援型は、達成・未達成にかかわらず提案した人にお金が支払われます。
「お金がもらえるなら即時支援型でいいじゃん」
と思うかもしれませんが、即時支援型は未達成でも必ず”お返し”をする必要があるので要注意です。
支援者のお返しを考えておかないと、プラマイゼロ、下手すると赤字になる場合がある
お返しはキチンと考えておかなければいけません。
お金を集めるために、お返しを豪華にしてしまい結果として支援金よりお返しによる出費のほうが大きくなってしまう場合があります。
三重県にある「大内山動物園」では、保護した子ザルの小屋を作るためにクラウドファンディングを行いました。
結果として目標金額を達成したのですが、お返しを作るのに人件費・材料費などを使ってしまい、結果として園長が自腹を切ってしまいました。
さいごに
今回は、あくまでも全体的なイメージをわかってもらうために書きました。
そのためところどころ「ここが微妙に違う」という点があるでしょう。
特にクラウドファンディングサイトによって、ルールの違いがあります。
なのでクラウドファンディングを本格的に利用したい場合は、利用するサイトの内容をしっかりと確認するようにしましょう!