FE 40mm F2.5 Gはペットの爬虫類撮影に向いてるのか?【犬も爬虫類も撮れるEマウントレンズ探し】

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こんにちは! イチヒラ(@ichihira_tw)です!

去年買ったα7CIIですが、ほぼほぼ愛犬撮影用になってしまっています。

野鳥用にしようにもレンズが重すぎて、手持ち至上主義のボクにはやっぱマイクロフォーサーズが合っているんですよね。

なのでα7CIIをペットの爬虫類撮影にも活用していこうと考えました。

まあ、普通に50mmのマクロにすれば爬虫類用として活用できるわけですが、50mmマクロってAFが結構遅いんですよね。(フルサイズの50mmマクロはZマウントのやつしか試したことないけど、くっそ遅かった)

それに犬用でも使っているカメラなので、マクロレンズだとAFが遅すぎてシャッターチャンスを逃しそう。

レンズを爬虫類用と犬用で付け替えるのもめんどくさいですしね。

というわけで「犬も爬虫類も撮れるEマウントレンズ探し」をしてみようと思います。

今回は、愛犬撮影でも使ったFE 40mm F2.5Gを使って、ペットの爬虫類を撮影してみようと思います!

↓愛犬を撮ってみた時の感想はこちら。

目次

FE 40mm F2.5 Gの基本情報

スペック

細かいスペックは公式HPとか見てもらうとして、個人的に良さげなポイントを次の表にピックアップしました。

焦点距離40mm
→標準寄り?
最短撮影距離28cm(AF時)/25cm(MF時)
→AFでしか使わんから28cm
最大径 × 長さ68×45 mm
→ちっさい!
解放F値F2.5
→明るい!でもF4 〜 F5.6 あたりをよく使う!
重量173g
→軽い!

ざっくりまとめると、「比較的寄れるし、F値も明るめだし、小さくて軽いレンズ!」って感じかな。

正直、このスペックなら爬虫類撮影より、人物撮影やカフェでテーブルフォト撮るのに使う方が活躍すると思う。

FE 40mm F2.5 Gで爬虫類を撮る前の予想

軽量コンパクトで、軽いボディと組み合わせれば使いやすそう

FE 40mm F2.5 Gは173gとめちゃ軽。

フルサイズのレンズで100〜200g台のものはほとんどなくて、その中でもこのレンズは最短焦撮影距離が28cmとかなり近いです。(他のは30cm〜40cmぐらい離れる必要がある)

フルサイズの中でもかなり軽いα7CIIと組み合わせれば、めちゃくちゃコンパクトな構成で撮ることができそう。

ケージの中にカメラを突っ込んだりすることがあるので、フルサイズで「コンパクトなレンズ」「ペンタ部がないコンパクトなボディ」を実現できるこの組み合わせは、ハマればかなり活躍すると考えました。

40mmもあれば爬虫類撮影にも使えそう?

「めちゃくちゃアップで撮りたい!」って感じじゃなければ、レオパあたりなら40mmぐらいのレンズでもいけそうな気がしました。

実際、GRIIIxがフルサイズ換算40mmだったしね。(まあ、あっちは最短撮影距離がもうちょい短いけど)

「Sonyの高速AFなら、GRIIIxよりもストレスなく撮れそう!」って思って爬虫類でも試すことにしました。

FE 40mm F2.5 Gで爬虫類を撮ってみた

レオパ

まずは、飼育者も多いレオパから。

40mm(ノンクロップ) F5.6

脱走を企てるところを、ノンクロップで40mmそのままで撮ってみました。

普通にスマホで撮ってもこれぐらいのサイズ感で撮れるのではないでしょうか?

迫力こそないですが、レオパのペット写真としては全然問題なさそう。

40mm(APS-Cモード) F5.6

APS-Cモードで撮ってみたら、結構顔も大きく撮れましたね。

これぐらいのサイズ感で撮れるなら、個人的にはAPS-Cモードで撮っちゃっても気にならないですね。

スマホやPCで見た時に、40mmノンクロップの場合と比べると肌の質感がわかりやすくなっていると思います。

40mm(ノンクロップ) F5.6

ケージ内をうろうろするレオパを40mmノンクロップで撮影。

1枚目や2枚目のようにケージの手前に来ちゃうと、写真の下の方ガラス戸縁が写ってしまうのですが、奥の方にいてくれたのでガラス戸の縁を移さずに撮ることができました。(右端にケージのガラスは写ってるけど(笑))

40mm(APS-Cモード) F5.6

カメラに警戒するレオパをAPS-Cモードで撮影。

やっぱりノンクロップに比べると、こちらの方が少し迫力が出ますね。

個人的にはこれぐらいのサイズで撮るのが好きです。

ルゴッサフトユビヤモリ

続いて小さいヤモリ、ルゴッサフトユビヤモリ。

40mm(ノンクロップ) F5.6

まずは、ノンクロップで40mmそのままで撮ってみました。

流石にフルサイズだけあって、黒潰れしにくくて現像も楽でした。

マクロレンズではないものの、被写体がそれなりのサイズで撮れています。

最短焦点距離ギリギリまで近づいて撮りましたが、結構余白が多めになるのでSNSだとちょっと迫力不足になるかも?

あと、ルゴッサは肌のトゲトゲ感がかっこいいので、この写真だとちょっとトゲトゲ感が物足りないかな。

40mm(APS-Cモード) F5.6

APS-Cモードでクロップして撮ってみました。フルサイズ換算だいたい60mmぐらいになっています。

クロップなので1400万画素ぐらいまで画素数が下がっていますが、スマホで見たりSNSに投稿する分には十分な画素数です。

画質という面では全然問題ないですね(当たり前だけど)。

マクロレンズほどではないですが、結構アップで撮れています。

アカハライモリ

アカハライモリも撮りました。

40mm(ノンクロップ) F5.6

ノンクロップで40mmで撮影。

アカハライモリが小さいので、ちょっと余白が多すぎる感じがしますね。

あと、苔とか水槽のフレームがめっちゃ映ってて恥ずかしい(笑)

ちょっと驚いたのが、動物の瞳認識がアカハライモリの目でも反応しました。α7CIIすげぇ笑

40mm(APS-Cモード) F5.6

APS-Cモードでクロップして撮ってみました。フルサイズ換算だいたい60mmぐらいになっています。

個人的にはもうちょいアップで撮れるといいかなとは思いますが、 まあそれなりの大きさでアカハライモリが取れていることがわかります。

40mm(ノンクロップ) F5.6

ノンクロップで撮影した、動き回るアカハライモリ。

一回AFが合うのには通常よりワンテンポ遅れるけど、一回AFが合えば多少動き回っていてもピントは藍つづくけてくれます。

泳いでいる姿を撮る分にはノンクロップでもアリかな…?

40mm(APS-Cモード) F5.6

APS-Cモードで撮影してみた。

アカハラぐらいの大きさなら、APS-Cモードでクロップしても全身をいい感じの大きさで撮れそう。

その代わり、顔面ドアップとかは現像時にもっとトリミングしないと無理かな。

ピーターズバンデッドスキンク

最後にデカ目の爬虫類ピーターズバンデッドスキンク。

40mm(ノンクロップ) F5.6

地面からニョキっと顔出してるところを、ノンクロップで撮影。

もうちょい近づいてもいけそうな感じでしたけど、こいつはカメラに向かってくることが多いので、最短撮影距離+5cmぐらいの距離で撮りました。

それでもノンクロップでこれぐらいの大きさで撮れるなら、ピーターぐらいの大きさの爬虫類なら40mmは使いやすそう。

40mm(APS-Cモード) F5.6

APS-Cモードに変更して撮影。

さっきより顔が大きく写ってて、こっちの方が個人的には好みかな。

最短焦点距離+5cmぐらいの距離をとっているので、ギリギリまで近づけばもう少しアップのピーターの顔が撮れそう。

40mm(ノンクロップ) F5.6

闊歩するピーターをノンクロップ撮影。

まあまあ距離をとって撮影したのですが、体も画角内に収まっていていい感じだと思います。

ケージの中にカメラを突っ込んで撮影しましたが、レンズもボディもコンパクトなので狭いケージ内でも扱いやすかったです。

感想

小さい爬虫類相手でもAFは高速で正確。(アカハラを除く)

ルゴッサフトユビヤモリぐらいの小さいヤモリでも、AFは高速で正確だった。

もちろんレオパ相手でも高速だった。

繰り出し式のマクロレンズ(FE 50mm F2.8 Macro)に比べたら絶対に速いと思う。

ただ、水中にいるアカハライモリに関してはちょっとAFが迷ったりした。

まあ、最短撮影距離が28cmなのでガラス面から距離を取らないといけないし、ガラス面の反射があったりするのでそこら辺は仕方ないと思う。

レンズが小さいので使いやすい。

レンズもボディも軽くてコンパクトだったので、フルサイズとしては使いやすかった。

レンズが小さめなので、ケージ内にレンズを突っ込んでも邪魔になりにくいのが良かった。

たぶん90mmマクロあたりを使うと、小さいケージだとレンズがガンガン当たって使いにくいとおもう。(実際Zの105mmを使った時は小さいケージではすごい使いにくかった)

小さいケージでも、角度をつけてある程度構図を撮ることも可能。

ただ、後述の理由で小さいケージの爬虫類を撮るのは向いてないとは思いました。

小さいケージで飼ってる爬虫類を撮るのは向いてない。

小さいケージで飼ってる爬虫類の撮影に、FE 40mm F2.5 Gを使うのはちょっと厳しいかもしれませんね。

最短撮影距離が28cmなので、レプタイルボックスの横幅とほぼ同じぐらいの長さになります。

そのため、レプタイルボックスぐらいの奥行きしかないケージで飼っている爬虫類の顔を正面から撮ったりするのにはこのレンズは向いてません。

撮れなくはないですが

  • 被写体がケージの奥にいる。
  • レンズをケージのガラス面に極力くっつける。

という感じにして撮らないと、ガラス面にレンズが映り込んだりして写真の画質が悪くなっちゃうんですよね。(画質を気にしないって人は、スマホの方が撮りやすいです)

なので、もう少し撮影距離の短いレンズの方が小さいケージで飼ってる爬虫類を撮るのは向いていると思います。

レプタイルボックスならケージの上部から撮ることは可能ですが、同じような構図の写真になっちゃうのが悩みどころ。

水槽内のアカハライモリは撮影環境を整えないと難しい。

正直言って、水槽内のアカハライモリを撮影するのは結構大変だと思う。

水槽内のアカハライモリを撮ろうと思ったら、水槽のガラス面とレンズの隙間はない方が撮りやすいんですよね。

その点FE 40mm F2.5 Gは最短撮影距離が28cmなので水槽からまあまあ離さないといけない。

ガラス面とレンズの間に隙間があると、ガラス面にうっすらレンズとかカメラとかが反射して撮れてしまう。

それを防ごうと思ったら、部屋を真っ暗にして水槽の灯りだけにする必要がある。

それでも反射することはあるので、CPLフィルターなどをレンズにつけて反射を抑えてあげる必要がある。

まあ、それでも映り込む時は映り込むので、慣れていないと写真のヒット率は少し下がってしまう。

あと撮れたところで、アカハライモリのアップは撮れないのでクロップ・トリミングが必要になったりします。

正直アカハライモリの撮影に関しては、AFの速度が我慢できるのならマクロレンズを使った方がいいです。

ピーターズバンデッドスキンクとか、ちょい大きめの爬虫類ならいい感じ

フトアゴ、アオジタ、ピーターズバンデッドスキンク、モニター系、カメレオン系あたりの大きさの爬虫類なら結構使いやすいレンズだと思う。

ここら辺の爬虫類は、奥行き45〜60cmぐらいのケージで飼われることが多いので、ガラス戸にレンズくっつけて撮ることもできますし、ケージ内にカメラ突っ込んでとっても最短撮影距離ぐらいの距離は撮りやすいでしょう。

被写体自体も大きいので顔のアップも非常に撮りやすく、結構マッチしたレンズだと思います。

フルサイズじゃなくてAPS-Cのボディと組み合わせた方がいいかも

フルサイズに比べてノイズがのりやすくはなりますが、APS-Cのボディと組み合わせて使うとかなり使いやすくなると思います。

APS-Cと組み合わせて使うと焦点距離が60mmぐらいになるので、小さい爬虫類を撮る場合でも結構アップで撮ることが可能になります。

フルサイズのボディでもAPS-Cモードっていうモードで撮れば60mmの画角で撮ることができますが、このモードは結局のところトリミングなので画素数が減ってしまう弱点があります。(a7IVやa7CIIなら1400万画素確保できるので十分だけど)

画素数が減るのが嫌ならAPS-Cのボディを使うことをお勧めします。

おすすめは手ぶれ補正が欲しいならa6700、安く抑えたいならZV-E10(特に中古)あたりがオススメです。

最後に

レオパ以上のサイズの爬虫類を撮るなら結構オススメ

正直うちの爬虫類全部に使えるレンズかといえば、微妙なレンズだ。(ルゴッサぐらい小さくなると物足りない)

レオパ以上のサイズの爬虫類を撮るのなら結構オススメのレンズかな。

「犬猫飼ってるし、レオパも飼ってます!人も撮ります!」って人は、これ一本持っておけば結構活躍できると思います。

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この記事を書いた人

名古屋在住のシステムエンジニアで愛犬家。
ペットに関する情報、おすすめ飼育グッズなどをブログで発信しています。

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