ZV-E10とSIGMA 24mm F3.5で爬虫類撮影 | 使いやすさ抜群の組み合わせ

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こんにちは! イチヒラ(@ichihira_tw)です!

家のペットの爬虫類を撮影するために、SONYのZV-E10とSIGMA 24mm F3.5 DG DNの組み合わせを試してみました!

最初に結論を言うと、この組み合わせはかなり気に入りました!

ZV-E10のAFの速さと、SIGMA 24mm F3.5 DG DNの最短撮影距離の短さが、ペットの爬虫類撮影にぴったりだったからです。

この記事では、ZV-E10とSIGMA 24mm F3.5 DG DNを使用した実際の使用感とか作例を紹介していきます。

目次

爬虫類撮影用としてのZV-E10とSIGMA 24mm F3.5 DG DNについて

ZV-E10はVlogカムだけど写真もいける

ZV-E10は写真撮影というより動画を撮るVlogカムとして販売されています。

だからと言って写真性能が劣るわけではありません。

ZV-E10は写真撮影に強いα6400とほぼ同じスペックを持っているカメラです。

α6400と大きく違うのがファインダーが無いことと、液晶がバリアングルになっている点
写真メインのユーザーにとっては若干使いにくいですが、スマホから初めてのミラーレスに挑戦する人にはあまりデメリットにはならないはずです。
なんなら、室内でペットの爬虫類を撮る分にはファインダーなくても全然問題ないでしょう。

α6400とほぼ同等のスペックでα6400よりも数万円安いので、ZV-E10は結構おすすめのカメラです。

SIGMA 24mm F3.5 DG DNは最短撮影距離が短い

SIGMA 24mm F3.5 DG DNは10.8cmと最短撮影距離が短いのが魅力的。

最短撮影距離っていうのは、ピントを合わせられる一番短い距離です。
これが長いと、撮りたい物からカメラを離さないとピントが合いません。

スマホの場合だと機種によってかなりばらつきがありますが10〜30cmぐらいが最短撮影距離のものが多いです。(望遠にしなければ大体20cm以下が多いと思う)

このレンズは10.8cmというスマホと近い距離感で撮ることができるので、スマホからミラーレスに移る人にも違和感なく使うことができると思います。

フルサイズ換算36mmの焦点距離

ZV-E10はAPS-Cのカメラなので、24mmという焦点距離に1.5倍かけて約36mmのレンズとして使うことができます。

焦点距離っていうのは、この数字が小さいと広く映って、数字が大きいと被写体が大きく映るぐらいの認識でとりあえずOKです。

iPhone15proだと13mmの超広角、24mmの広角、77mmの望遠のレンズが搭載されてます。

超広角・広角レンズだと爬虫類をアップで迫力ある感じで撮ろうとするとかなり近づかないといけません。

近づきすぎると爬虫類にカメラの影がかかってしまいます。

その点このSIGMA 24mm F3.5 DG DNなら、フルサイズ換算36mmになるのでiPhoneほど近寄らなくても爬虫類のアップが取りやすくなります。

ZV-E10とSIGMA 24mm F3.5 DG DNで撮ってみた

大きめの爬虫類たちで試し撮り

まずは大きめの爬虫類を試し撮りしてみました。

我が家で一番大きい爬虫類のピーターズバンデッドスキンクさんです。

あまり有名な爬虫類ではないので大きさのイメージがつきにくいと思いますが、有名なフトアゴヒゲトカゲと同じかちょい小さいぐらいの大きさのトカゲです。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/80 F3.5 ISO1000

大きめのトカゲなので30cmぐらい距離をとりアップになりすぎないように撮ってみました。
この子は結構寄ってくることが多いので、ちょっと距離をとって撮影しないとレンズに向かってくることが多いので地味に苦労します。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/80 F3.5 ISO125

餌を食べているところを撮影。
これも30cmぐらい距離を撮って撮影しました。
大人しい子ならもっとレンズを近づけて撮れば、顔のドアップも撮れそうです。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/100 F3.5 ISO125

15cmぐらいまで近づけて撮りました。
かなり顔が大きく撮ることができましたが、F3.5では目の当たりが少しボケてしまいました。
爬虫類の顔は尖っているので、近づけて撮る時はF値を上げないと正面から撮ると目の当たりがボケやすいです。
APS-Cで撮るならF5〜F5.6ぐらいにした方がいいかもしれません。
なぜ、俺はF3.5で…( ; ; )

飼育者が多いレオパぐらいのサイズを試し撮り

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/200 F5 ISO2000

20cmぐらいまで近づいて撮ったレオパさん。
F5で撮ったので、正面の顔もあまりボケずに撮ることができています。
もう少し近づいても良かったのですが、こいつはカメラを持つボクの指を狙っているので近づきすぎるとやられてしまいます(笑)

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/200 F5 ISO2500

18cmぐらいまで近づいて横顔を撮影することができました。
レオパの肌も撮れているし、顔全体もボケずに撮ることができました。
やっぱF5ぐらいまでF値を上げると、爬虫類はいい感じに撮れますね。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/30 F3.5 ISO250

レオパより一回り小さいハイナントカゲモドキさんも撮ってみました。
横顔ならF3.5でもボケずに撮ることができそうです。
ただ、シャッタースピードをミスってよーく見ると若干ぶれているのが残念です。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/200 F4 ISO800

20cmぐらい離れて撮ったハイナンさんのちょい斜め顔。
真正面じゃなくてちょい斜めの顔なので、F4でも顔はボケずに撮ることができました。

ZV-E10とSIGMA 24mm F3.5 DG DNはハイナンやレオパぐらいの大きさの爬虫類でも問題なく撮ることができる組み合わせだと感じました。

さらに小型の爬虫類のを試し撮り

大きめの爬虫類やレオパぐらいのサイズなら問題なく快適に撮ることができました。

今度はもっと小さい爬虫類を撮ってみます。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/50 F6.3 ISO640

エレガンスボウユビヤモリというめちゃくちゃ小さいヤモリを撮ってみました。
最大8cmぐらいのヤモリですが、尻尾の長さをのぞいたら人差し指の第二関節ぐらい(5cmぐらい)までの長さしかありません。
25cmぐらいの距離を撮って撮影しましたが、それなりの大きさで撮れているのがわかります。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/50 F6.3 ISO640

レンズフードを外して、被写体に影がかからないギリギリまで近づけて撮ってみました。(大体15cmぐらい)
かなりハッキリと写っているし、床材のつぶつぶ感も撮れています。
正直マクロレンズじゃないのにこれだけ撮れているので、この写真が撮れた時ZV-E10とこのレンズの組み合わせはかなり気に入りました。

最短撮影距離10.8cmを一番活用できる水槽内の生き物試し撮り!

正直普通にペットの爬虫類撮るだけなら最短撮影距離は20〜24cmぐらいのレンズでも困る場面は少ないです。

最短撮影距離10.8cmという短さを活用できるのは、水槽内の生き物を撮る時です。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/50 F3.5 ISO2000

水中のキボシイシガメさんを撮影してみました。
レンズをべったりガラス面にくっつけて撮影できているので、写り込みもなくカメの正面顔を撮ることができました!
AFは少し遅くはなった気がしますが、許容範囲内です。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/50 F3.5 ISO2500

アカハライモリさんも撮ってみました。
マクロレンズでもないのにこのサイズ感でアカハライモリを撮れるのはありがたいですね。
ただ、こいつらはめちゃくちゃ寄ってくるので、最短撮影距離が10.8cmと短いこのレンズを持ってしても地味に撮りにくかった笑
AFが合う時は速いのですが、ピントを外すと復帰するまでちょっと時間がかかることが何回かありました。

ZV-E10 + SIGMA 24mm F3.5 DG DN
SS:1/50 F3.5 ISO1600

肌のイボイボ感も撮れていていい感じですね。

感想

マクロレンズじゃなくても小さい被写体にピントが合いやすい

このレンズはマクロレンズではないのですが、かなり近づけて撮ることができるので地味に使いやすいです。

ZV-E10自体のスペックは5年ほど前に発売されたα6400と変わらないにも関わらず、小さい被写体にもピントは問題なく合わせてくれます。

ダンゴムシとかめちゃくちゃ小さい虫を撮ったりしないなら、このボディとレンズの組み合わせは使いやすくていいと思いました。

サードパーティ製レンズだけどAFの速さは良好

SIGMA 24mm F3.5 DG DNはSONY純正のレンズではないサードパーティ製(他社製)のレンズです。

そのため、初めてカメラ買う人には少し不安に感じるかもしれません。

正直使ってみて「サードパーティ製だから使いにくい」ってことは一切ありませんでした。

AFは高速で、簡単にピントを合わせることができるでしょう。

野鳥を撮る超望遠のレンズを使う時はサードパティ製のレンズだと歯痒い思いをすることはありますが、このレンズでそんな思いをすることはほぼないはずです。

ただ、水槽の生き物を撮る時は若干AFが落ちましたが、多分純正レンズでも結構落ちると思います。

水槽内のカメやアカハライモリも撮れる

試し撮りでも紹介しましたが、水槽内のカメやアカハライモリを撮るのにも結構使えると思います。

最短撮影距離が短いので、ガラス水槽にべったりレンズをくっつけて撮ってもピントが合います。

水棲の生き物、カメやイモリ系を撮るときにも重宝するレンズです。

熱帯魚を飼っている人にも結構おすすめの組み合わせです。

RAW撮影の場合ズームレバーが邪魔(笑)

SIGMA 24mm F3.5 DG DNは単焦点レンズなのでズームは使いません。

ZV-E10のズームレバーの位置が絶妙に触っちゃいやすい箇所にあって、意図せずにズームレバーを触ってしまうことが多々ありました。

ズームレバーを間違って触ってしまうと「このレンズでは無効」とか「使えねぇよ!」っていう感じのメッセージが表示されるのが結構邪魔でした(笑)

このメッセージをOFFにできないのが一番の不満点です。

手ぶれ補正がないので、ちょっとブレやすい

ZV-E10にもSIGMA 24mm F3.5 DG DNにも手ぶれ補正が入っていません。

なので、少し手ぶれが発生しやすいです。

シャッタースピードを上げれば手ぶれも被写体ブレもある程度抑えられるのですが、代わりに写真が暗くなってしまいISO値が上がってしまいます。

ペットの爬虫類は室内撮影なので、特にISO値が上がりやすいのが難点です。

僕は小さいLEDライトを使って暗くなりすぎないように工夫しています。

まとめ

ZV-E10とSIGMA 24mm F3.5の組み合わせはいいぞ!

多少の不満点はありながらも、正直かなり気に入りました。

「ミラーレスでなるべく費用を抑えて、うちのペットを撮りたい!」って人にはおすすめです。

ZV-E10はボディのみの価格が新品で8万円ぐらい、中古だと7万円ぐらいで買えます(α6400は中古でも9万円台)

SIGMA 24mm F3.5 DG DNは新品と中古は値段がそんなにかわらず5万5千円前後で購入できます。

合計12〜13万ぐらいで、結構安く揃えることができます。(まあ、カメラ初めて買う人からしたら高いと思うかもですけど)。

スペックもいいので、コスパとしてはかなりいい組み合わせです。

もうすぐZV-E10IIとか言う後継機が発売されるらしいので、後継機が発売されたらZV-E10の中古が増えて値段も下がるかも?

愛犬撮影でも試してみました!

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この記事を書いた人

名古屋在住のシステムエンジニアで愛犬家。
ペットに関する情報、おすすめ飼育グッズなどをブログで発信しています。

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