秘密のレプタイルズとは?
裏サンデー・マンガワンで公開されている、爬虫類などをテーマにしたWEBマンガです。
”爬虫類に興味がなかった主人公が、たまたま入ったペットショップの店員のヒロインに爬虫類を勧められて爬虫類を飼う”というストーリー。
最初は爬虫類よりも小動物・哺乳類派だった主人公が、どんどん爬虫類を飼い始め、しまいには仕事の同僚を爬虫類フロアに連れて行ったりしていきます。
主人公は現役中二病の社会人だったり、ヒロインはペットショップの店員なのに哺乳類大嫌いだったりと、変わったキャラクターが多くて、読んでいてとても面白いです。
ラブコメ要素も強いので、ラブコメ好きな人にもおすすめです。
秘密のレプタイルズの魅力
作者の爬虫類愛・知識量がすごい
この作品のすごいところは、作者の爬虫類愛・知識がいろいろなところに滲み出ているというところです。
ヒロインの長良 永(ながら なが)が爬虫類について語ることが多々あるのですが、語り方が異常です。
1コマの吹き出しの中に数十行分も爬虫類について語ったり、見開きページの3分の2を使ってびっしりと語っていたりします。
改行も絵もない文章が書かれています。
正直、小説にしたら3ページ分ぐらいあります。(笑)
実際主人公に「この見開きはマズイだろ!!!!」と突っ込まれているぐらいです。
※ちなみにすごい長い解説は別に読まなくても全く支障はありません(笑)
また、本作を作るにあたって「リミックス・ペポニ」という名古屋大手の爬虫類や変わった動物を多く取り揃えているペットショップの取材協力を得ているので、間違った知識は紹介していないと思います。
さまざまな生体について紹介されている
爬虫類などはとにかく種類が多く、飼い方も違います。
- ヒョウモントカゲモドキ
- リクガメ
- フトアゴヒゲトカゲ
- ツノガエル
- ウーパールーパー
- タランチュラ(これは奇蟲)
など、さまざま生体の飼い方を紹介しています。
だいたい1~2話ぐらいかけて、1つの生体の飼い方・魅力について説明されており、ストーリーも楽しいです。
爬虫類に興味がある人が読むと、どれを飼おうか悩むし、
「次は、なにが紹介されるんだろうな~」
と、気づくと続きが気になっている自分がいたりします(*^-^*)
また、爬虫類だけでなくタランチュラなどの飼い方も紹介されています。
個性の強いキャラクター
秘密のレプタイルズには個性の強いキャラクターが多い!(っていうか全員)
濃いキャラクターを厳選すると以下の通りです。
25歳の社会人。 ヒロインに”店に「この毒を飲み生き残った者は摩訶不思議な能力を身に着けるであろう」とか言ってる老人がいる”と言われて、本気にするぐらい中二病。
小動物派だったが、最近爬虫類派になりつつある。 同僚に「小動物のほうが可愛い」と言われて闇落ちしそうになった。
ペットショップ店員。
入鹿を爬虫類の世界に引き込んだ張本人。コンビニで爬虫類のエサのコオロギが売られる日が来ることを望んでいる。
ペットショップの店員にも関わらず小動物大嫌い(のちに克服)で、ハムスターを「ヘビのエサもどき」という。
爬虫類の知識がものすごく、質問されたりすると小説ぐらい語ることが多い。
入鹿の同僚。
喜んでいても起こっていても表情が変わらず、感情が読めない。ドルヲタ。
爬虫類にも拒否反応はなく、ヘビを飼うことになる。
ヘビにメチャクチャハマってしまい、短期間のうちに50匹ぐらい飼うことに。
そのハマりっぷりは、長良さんが「私が入鹿さん育てるのにどれだけ苦労したと思ってんですか。なんだよもうやってらんねーよ!!」と切れるほど(笑)
今回は濃いキャラクターを紹介しましたが、ほかにもいろいろと個性のあるキャラクターがいるので飽きることはありません。
最後に
正直この作品を読み始めるまで、大して爬虫類には興味がありませんでした。
むしろ
「えー!爬虫類ってなんか可愛くないよね」
とさえ思っていました。
しかし、コミカルなストーリーと作者の爬虫類への愛によって、その考えは吹き飛んでしまいました。
爬虫類に興味がある人だけでなく、爬虫類がちょっと苦手な人にも是非とも読んでいただきたい作品です!
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