アイキャッチPhoto:@funky_saurus 様
こんにちは! イチヒラ(@ichihira_tw)です!
爬虫類の専門店やイベントに行くと、大量のレオパがいて選ぶ時にとても悩んだりしますよね!
とくにはじめてレオパを迎える方は、「どれを選んだらいいのかわからない!」となることでしょう。
今回は、そんな方のためにはじめてのレオパ(ヒョウモントカゲモドキ)の選び方を紹介します。
はじめてのレオパ(ヒョウモントカゲモドキ)の選び方
健康的な個体
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選ぶ時に一番のポイントは、健康的な個体です。
健康的といえるポイントは、痩せていないか・ケガはないか・手足や体に異常がないかです。
痩せているかどうかの判断ポイントは、しっぽと胴体です。
十分な栄養を栄養を蓄えていたら、しっぽはプリプリになはずです。
にもかかわらずシュっとしているようならあまり食べていない可能性が考えられます。
また、胴体の背骨が浮いているようなら痩せているといえるのでその個体はやめたほうがいいでしょう。
ただベビーだとちょっと痩せているかどうか判断が難しいのが難点です。
当然ですが、ケガがないかも確認しましょう。
目に見える大きなケガは当然のこと、指が欠けていないかもチェックポイントです。
指がかかている場合は、脱皮不全を起こした可能性があります。
尻尾がちぎれている場合もやめたほうがいいでしょう。
ただし、再生尾(一度ちぎれて生えてきたしっぽ)に関しては判断が分かれます。
交尾中に噛まれてちぎれた場合や、ブリーダーの扱い方が悪くてちぎれた場合などいろいろ考えられます。
前者の場合は再生しているなら健康状態は問題ないと考えてもいいでしょう。
手足が曲がっていたり、体がデコボコしてたらクル病という栄養性疾患になっている場合が非常に高いです。
カルシウム不足が原因で発症すると言われています。
クル病は正しく飼育していたらまず発症しないので、そのショップではそもそも購入しないことをオススメします。
また、ほかにも体に違和感を感じるようならその個体はやめたほうがいいでしょう。
ただし、肌の表面が白っぽくなっているのは脱皮直前の可能性が非常に高いです。
脱皮しているなら健康な可能性が高いと判断してもいいでしょう。
国内CBは飼いやすい個体が多い
レオパには人の手で繁殖されたCB個体と、野生のものを捕獲したワイルド個体が存在します。
まあ、今どきワイルド個体なんてあんまり見ないので、ショップではほぼCB個体のレオパを購入することになるでしょう。
しかし、CB個体の中でも「海外で繁殖・飼育されたCB」と「国内で繁殖・飼育されたCB」があります。
個人的には、できることなら国内CBをお迎えすることをオススメしています。
国内CBは日本の環境で育てられているので、育てやすいのが特徴です。
人工フードやコオロギで餌付けられていることがほとんどなので、餌付けも問題ないでしょう。
海外CBだと温度設定が違ったり、エサがミルワームだったりするのでいろいろと戸惑う場面が出てくる可能性があるので注意してください。
海外CBを迎えるなら、必ず温度・湿度の設定とエサの確認をしましょう。
現在の飼育環境をできるだけ再現して、すこしづつに温度設定やエサの切り替えをしていきます。
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- 国内CBは日本の環境で育てられているので飼いやすい
- 海外CBを迎える場合は、飼育環境を確認し、すこしづつに日本の環境に馴れさせる
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はじめての場合はアダルト個体がオススメ
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はじめてレオパを飼うならアダルト個体がオススメです。
レオパのベビーはとても小さく、冗談抜きでメチャクチャカワイイです。
小さいころから飼って、どんどん大きく育てていくのもレオパを飼う上での楽しみともいえるでしょう。
ただ、ベビーはどうしても弱いので温度や湿度に結構気を使って育てないといけません。
体力も少なく、環境の変化にも弱いので注意が必要となってきます。
その点アダルト個体であれば、ある程度の体力もありますし、多少の温度変化にも耐えてくれます。(あくまでも多少なので、キチンと世話をすることが前提です)
ある程度人間にも慣れているので、ハンドリングによるストレスも比較的少ないです。
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- ベビーに比べて体調を崩しにくい
- ある程度人間になれているので、ベビーよりもハンドリングのストレスも比較的少ない
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虫が苦手なら、人工フードに餌付いているレオパにする
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レオパに限らず、爬虫類の代表的なエサといえばコオロギなどの虫です。
昔は虫しかエサがなかったのですが、最近ではグラブパイやレオパゲルといった人工フードも出てきています。
すべてのレオパが人工フードを食べるわけではありませんが、最近では多くのショップで人工フードで餌付けした個体が売られています。
人工フードを食べている個体は「グラブパイ食べてます!」といったシールやポップが貼られている場合が多いので、虫が苦手な人はそれを目印に探してみましょう。
シールが貼られていなくても、「この子って人工フード食べてます?」ってお店の人に聞いてみましょう。
ただし、人工フードは突然食べなくなることもあり得ますし、なんらかの理由で生産中止になり入手できなくなる可能性があります。
最悪の場合は虫を与える可能性もあるので、「どうしても虫は無理」という人は、レオパを飼うのをあきらめたほうがいいでしょう。
ちなみに、ワイルド個体よりCB個体のほうが人工フードに餌付けしやすいです。
まあ、今どきワイルド個体のレオパのほうが圧倒的に少ないですが(笑)
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- 虫嫌いなら人工フードに餌付いてる個体を探す
- 特にマークやポップがない場合は、店員に確認する
- 人工フードが与えられなくなる場合はある。絶対に虫NGな人はあきらめる
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ハンドリングしたいならベタ馴れ個体を探す
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レオパを飼いたいと思っている方の多くが「ハンドリング(手にのせたりすること)をしたい!」と考えていることでしょう。
確かにハンドリングは楽しいですし、レオパがメチャクチャ可愛く思えてきます。
しかしハンドリングはレオパに少なからずストレスを与えることも事実です。
それに当然ハンドリングを嫌うレオパもいます。
その場合、すこしづつ人やハンドリングに馴れさせる必要があるので、面倒かもしれません。
なのでハンドリングをしたい方は、”ベタ馴れ(もしくはベタ慣れ)”個体を探すことをオススメします。
ベタ馴れとは、メチャクチャ馴れていると考えて構いません。
ハンドリングされることに慣れているので、ストレスが少なくて済みます。
店によっては「ベタ馴れ」ってシールやポップがあ貼ってあります。
貼っていない場合は、「ハンドリングとかに馴れてますか?」と聞いてみるといいでしょう。
ベタ馴れ個体でも、どうしても多少はストレスを感じるので、長時間のハンドリングはやめてあげましょう。
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- 「ベタ馴れ」と書かれたシールやポップを探す
- 店員に「ハンドリングになれてる?」って確認してみる
- ベタ馴れ個体でもストレスは感じるので、長時間のハンドリングは避ける
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わからないことがあるなら店員・ブリーダーに聞く!
わからないことがあったら、迷わず店員やブリーダーに質問しましょう。
よほど店が混雑していない限り、キチンと対応してくれるはずです。
逆にキチンと対応してくれないようならそのショップやブリーダーからは購入しないほうがいいかもしれません。
※色んな生体を扱っているショップの場合、店員さんにも得意な生体と不得意な生体があります。
「ちょっとレオパは得意じゃなくて」と言われたら、得意な人に交代してもらいましょう。
注意が必要なモルフ
エニグマ
エニグマは神経障害を持って生まれることがあります。
神経障害になると以下のような症状がでます。
- ぐるぐる回る
- 上を向いてのけぞる
- 回転する
見ていてかわいそうになりますし、動き回って体力を消耗しやすいのであまりオススメできるモルフではありません。
レモンフロスト
レモンフロストは、本来レオパが持っていない細胞を持っています。
その細胞のせいで腫瘍になる確率がとても高いといわれています。(レモンフロスト特有の遺伝ともいわれている)
完治させることが難しく、根気よく治療を続けるか安楽死させることになるので、どうしても飼いたい場合は相応の覚悟が必要です。
またどうしても飼う場合は、繁殖させないほうがいいでしょう。
さいごに
いろいろ言ったけど、あなたが欲しい子を迎えよう!
選び方を紹介しましたが、やっぱりあなたが欲しい子を迎えることが一番です!
いろいろ探してみて、「これ!」と思った子を迎えるのもいいでしょう。
- 健康な個体を選ぶ
- アダルト個体や国内CBがオススメ
- 虫が苦手なら、人工フードで餌付けられている個体を選ぶ
- ハンドリングしたいならベタ馴れ個体を探すといい
- 特定のモルフには注意が必要
- わからないことがあれば店員に聞く
- 自分が欲しい子を迎える
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